サードプレイスを持ってみる。

 

学生の頃から、勉強したり本を読んだり、ただぼーっとするために通うカフェがあります。

 

家でもない、学校でもない、私にとっての第3の居場所で、家にはない適度な緊張感と、学校の図書館にはない適度なざわつきが

集中へといざない、勉強や読書は進み、あるいは自分の中から新しい言葉が生まれることも、よくよくあるんです。

 

卒業論文もそこで書き上げたくらいです。

 

 

社会人になってから、第3の居場所は一つではなくなりました。

お気に入りのカフェは増えましたし、数時間を過ごしてしまうメガ書店もそのひとつです。

 

日常の中に、家でもなく職場でもない、けれど気負わずにゆる〜く過ごせる場所があると、頭の中をいったん整理することに役立ったり、

ふとした時に思わぬインスピレーションを与えてくれることもたくさんあるんです。

 

 

 

 

ある日のクラス前、少し早めに来られた女性が、スタジオ内に設けたソファのあるスペースに座られて、

テーブルに手帳を広げて、ペンを片手にスケジュールを書き込んでいらっしゃる様子でした。

 

私自身、他所のヨガスタジオでそのようなことを今までしたことがなかったので、その光景がとても新鮮で、そんな風にくつろいでくださっていることに、とても嬉しくなりました。

 

2つのクラスを続けて参加される方々も、あいだの時間はこのソファ席で本を読んだり、あるいはマットの上で自分のプラクティスの時間としてアーサナの確認をされたりと、

家でも職場でもない、自分だけの空間と時間を思い思いに過ごしてくださっています。

 

ヨガスタジオにもそんな可能性が秘められていたようですね。

そんなヒントを下さったみなさんにとってのサードプレイスを、もっと充実させてみたいなぁと、

そのアイデアを得るために、次の休みもまた、私のサードプレイスに脚を運ぶことになりそうです。

 

 

- Noriko -

 

 

 

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